オフショア(インド)によるシステム開発

もう随分前ですが、ソフトウェアの開発を海外で行う「オフショア開発」が流行した事がありました。 つまり、設計は日本で行い、プログラム開発は人件費の安い海外で行う、という方式ですね。 当時は黎明期で、国としてはインドが「安い」という事で人気でした。 私は3名の部下と一緒に、設計チームとして客先に常駐したのですが・・・結果は散々でした。 何よりもマズかったのは、私達が日本語で書いた設計書を、「翻訳してインドに出す」という形態でした。 どうやらここで、プログラミングの知識が全く無い、純粋に英語のみに担当な人に訳させた模様で、インドからは「何が書かれているか理解できない」というクレームが来ました。 驚いてインドから返送された設計書を見ると、確かにワケが判らない。 結局、開発担当のエンジニアがインドから押しかけて来て、彼ら相手に、私達が英語で内容を説明する事になりました。彼らも大変だったと思いますが、私達も想定外の作業です。運の良い事に、メンバーに英語が堪能な人が二人も居たため、説明そのものは非常に上手く行ったのですが・・・。 結局、開発内容を納得して帰ったはずのインド人エンジニアが作ったプログラムが「全く動かない」という結末で、ここで顧客が突然、「設計が悪い為だ」と言い出し、あとは会社間で訴える、訴えないの大喧嘩に発展しました・・・。 どう考えても、私達は悪くなかったと思いますが・・・。 その後、オフショア先も、インドから中国、ベトナムへと移り変わっていますが、どこでも私達と同様の問題が発生したのではないか、と思われます。 「英語が通じるからインド」ではなく、「日本語を勉強したエンジニアが居る」アジア諸国へ、人気が移っていったのは、私からすると非常に納得できる話ですね。