K0 アクセス不可 2026年6月13日

「このサイトにアクセスできません」自分のサイトが開けないときの原因と対処

XECIN WordPress緊急復旧ドメインDNSサーバー

ある日突然、自分が運営しているサイトを開こうとすると「このサイトにアクセスできません」とだけ表示され、ページが出てこない——。原因はWordPress本体ではなく、その手前にあるドメイン・サーバー・DNS・SSLのいずれかにあることがほとんどです。同じ画面でも、原因によって直し方はまったく異なります。まずは「誰が見られないのか」「エラーコードは何か」を確認し、当てはまる原因から順に対処してください。

⚠️ あわててWordPressの管理画面やファイルを触る前に、まず下の「まず確認」を進めてください。多くの場合、原因はWordPressの中ではなくドメインやサーバーの契約・設定の側にあり、サイトのファイルを触っても直りません。不安な場合は、無理に操作せず緊急復旧の相談へ進んでください。

まず確認:他人のサイトですか、自分のサイトですか

「このサイトにアクセスできません」は、ブラウザが目的のサーバーにたどり着けなかったときに表示される画面です。この言葉を検索する方の多くは、実は見たい他人のサイトが開けないケースで、その場合は自分の回線・端末側が原因のことがほとんどです。一方、自分が運営するサイトが開けない場合は、ドメインやサーバー側のトラブルが疑われます。まず次のどれに当てはまるかで切り分けてください。

  • 見たいだけの他人のサイトが開けない → 自分の回線・ブラウザ・DNSキャッシュが原因のことが多い(下の「訪問者側の場合の対処」へ)
  • 自分が運営するサイトが、自分にも他の人にも開けない → ドメイン期限切れ・サーバー停止・DNS設定など、サイト側の原因(本記事の主対象)
  • 自分のサイトが、自分だけ開けない/他の人は見られる → あなたの端末・回線・DNSキャッシュ側。サイト自体は正常
  • 自分のサイトが、自分は見られる/他の人だけ開けない → DNSの浸透待ち(設定変更直後)やキャッシュの可能性

「自分だけが開けないのか、全員が開けないのか」を確かめるには、スマホをWi-Fiから4G/5G回線に切り替えて開く、別のネットワークから試す、外部の死活確認サービス(“down for everyone or just me” 系)にURLを入力する、の3つが手早く確実です。

「このサイトにアクセスできません」とは(なぜ表示されるのか)

ブラウザがページを表示するには、①ドメイン名(example.com)をDNSでIPアドレスに変換し、②そのIPのサーバーに接続し、③中身を受け取る、という順序を踏みます。「このサイトにアクセスできません」は、このうち①または②の段階で失敗したときに出ます。WordPressのプログラムが動く手前で止まっているため、自分が運営するサイトでこの画面が出る主な原因は次の5つです。

  1. ドメインの有効期限切れ(更新忘れ)— ①の名前解決が止まる
  2. サーバーの契約終了・料金未払い・障害・高負荷 — ②の接続が拒否/タイムアウトする
  3. DNS/ネームサーバーの設定ミス・浸透待ち(サーバー移行直後に多い)— ①が誤ったIPを返す
  4. SSL証明書の期限切れ(厳密には別の警告画面)— ③の手前で遮断される
  5. アクセス制限・WAF・.htaccess の誤設定(特定IP/国の遮断、Basic認証ミス)— ②③で拒否される

どれが原因かは、画面に出るエラーコードである程度見分けられます。

エラーコードで原因を見分ける

Chromeなどでは、「このサイトにアクセスできません」の下に ERR_ で始まるエラーコードが表示されます(出ていない場合は画面を再読み込みするか「詳細」をクリック)。コードごとに原因の見当が変わります。

エラーコード主な意味疑われる原因まず見る手順
ERR_NAME_NOT_RESOLVED / DNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAINドメイン名をIPに変換できない(名前解決の失敗)ドメイン期限切れ・DNS設定ミス・浸透待ち手順2・手順4
ERR_CONNECTION_TIMED_OUTサーバーから応答がない(接続がタイムアウト)サーバー停止・高負荷・障害、ファイアウォール/IP遮断手順3・手順6
ERR_CONNECTION_REFUSEDサーバーに接続を拒否されたWebサーバー(プロセス)の停止、ポート・契約停止手順3
ERR_CONNECTION_RESET接続が途中で切られたサーバー過負荷、WAF/セキュリティによる遮断手順3・手順6

「保護されていない通信」「この接続ではプライバシーが保護されません」(NET::ERR_CERT_DATE_INVALID など)と出る場合は、サイト自体には届いておりSSL証明書の問題です。手順5へ進んでください。

訪問者側(他人のサイトが見られない)場合の対処

自分が運営していないサイトが開けないだけなら、原因はほぼ手元側です。次を順に試すとたいてい解決します。

  • 別のブラウザ、またはシークレット/プライベートウィンドウで開く(拡張機能・キャッシュの切り分け)
  • スマホをWi-Fiから4G/5Gに切り替えて開く(回線・ルーター側の切り分け)
  • パソコン・ルーター・モデムを再起動する
  • DNSキャッシュをクリアする(Windowsはコマンドプロンプトで ipconfig /flushdns、macOSはターミナルで sudo dscacheutil -flushcache
  • それでも開けず、外部チェックでも「ダウン」と出るなら相手サイト側の障害。時間をおいて再度アクセスする

これで開けた場合、サイト側に問題はありません。ここから先は自分が運営するサイトが開けないときの対処です。

自分のサイトが開けない場合の対処(運営者向け)

頻度が高く・安全に確認できる順に並べています。上から順にたどってください。

手順1 まず外部から「全員が見られないのか」を確認する

最初に、本当にサイトが落ちているのかを切り分けます。前述のとおり、**別回線(スマホの4G/5G)**やシークレットウィンドウ、外部の死活確認サービスでURLを開いてみてください。

  • 自分だけ開けない(他の回線では見られる) → サイトは正常。あなたの端末のDNSキャッシュ・hostsファイル・セキュリティソフトが原因。ipconfig /flushdns(Windows)などでキャッシュを消す
  • どの回線からも開けない → サイト側の障害。手順2以降へ進む

手順2 ドメインの有効期限を確認する

意外に多いのが、ドメインの更新忘れです。ドメインが失効すると名前解決ができなくなり、ERR_NAME_NOT_RESOLVED などでサイト全体が開けなくなります。次の2通りで確認します。

  1. Whois検索: お名前.comなどのWhois検索ツールに自分のドメインを入力し、「Expiration Date(有効期限)」を確認する。期限を過ぎていれば失効が原因です
  2. レジストラの管理画面: ドメインを契約している会社(お名前.com・ムームードメイン・エックスサーバードメイン等)の管理画面にログインし、対象ドメインの有効期限と支払い状況を確認する

期限切れの場合は、各社の管理画面(例: お名前.comなら「お名前.com Navi」)から更新(支払い)手続きを行います。失効後も一定の廃止猶予期間内なら更新で復活できますが、期間を過ぎると第三者に取得されることもあるため、気づいたらすぐ手続きしてください。

⚠️ 更新手続きの直後は、Whois上の有効期限の表示が反映されるまで時間差が出ることがあります。手続き完了の控え(メール等)が出ていれば、表示が古くても更新自体は受理されています。

手順3 サーバーの契約状態・支払い・障害を確認する

ドメインが生きているのにつながらない場合、サーバー側を確認します。ERR_CONNECTION_TIMED_OUTERR_CONNECTION_REFUSED のときはここが本命です。確認するのは「①契約が有効か(料金未払いで停止していないか)」「②サーバー会社側で障害・メンテナンスが起きていないか」の2点です。

サーバー契約・支払い状況の確認場所障害・メンテナンス情報
エックスサーバー会員管理画面(Xserverアカウント)の「料金支払い」/サーバーパネル公式の「障害・メンテナンス情報」ページ
さくらのレンタルサーバ会員メニュー → 契約情報・お支払い公式の「障害・メンテナンス情報」ページ
ロリポップ!ユーザー専用ページ → 契約・お支払い公式の「障害情報」ページ
お名前.com 共用/VPSお名前.com Navi → 契約・更新公式の「障害・メンテナンス情報」

支払いの遅延でサーバーが一時停止していると、契約は残っていてもサイトは表示されません。未納があれば支払い後に復帰します。自分の操作で直せないサーバー会社側の障害なら、復旧を待つのが正解です。VPSなど自分でサーバーを管理している場合は、Webサーバー(Nginx/Apache)が起動しているかを確認します。

systemctl status nginx    # または systemctl status httpd(Apache)

停止していれば起動します。

sudo systemctl start nginx

手順4 DNS/ネームサーバーの設定を確認する

サーバーを移行した直後や、ネームサーバー・DNSレコードを変更した直後にこのエラーが出る場合は、DNSの設定ミスか浸透待ち(変更が各地のDNSに行き渡るまでの時間。数時間〜最大72時間程度)が疑われます。今どのIPに向いているかは、次のコマンドで確認できます(example.com は自分のドメインに置き換えてください)。

nslookup example.com      # ドメインがどのIPアドレスに解決されるか
ping example.com          # 応答とIPアドレスの確認
  • 返ってくるIPアドレスが、現在のサーバーのIPと一致しているかを確認する。古いサーバーのIPや、まったく解決されない場合は、ネームサーバー/Aレコードの設定を見直す
  • ネームサーバーをサーバー会社のものへ正しく向けているか、A レコード(または CNAME)が現在のサーバーを指しているかを、ドメイン管理画面で確認する
  • 設定は正しいのに反映されないだけなら浸透待ち。時間をおいて再確認する(自分の端末では ipconfig /flushdns でキャッシュを消すと早く確認できることがあります)

手順5 SSL証明書の期限切れを切り分ける

「このサイトにアクセスできません」ではなく、「この接続ではプライバシーが保護されません」「保護されていない通信」と出てクリックしないと進めない場合は、サイトには届いており、SSL証明書の期限切れNET::ERR_CERT_DATE_INVALID)やドメイン不一致が原因です。証明書の有効期限は、ブラウザのアドレスバーの鍵マークか、次のコマンドで確認できます。

openssl s_client -connect example.com:443 -servername example.com 2>/dev/null | openssl x509 -noout -dates

notAfter(有効期限)が過ぎていれば期限切れです。多くのレンタルサーバーは無料SSL(Let’s Encrypt)の自動更新に対応していますが、独自に設定した証明書や自動更新が外れた場合は手動更新が必要です。サーバー管理画面のSSL設定で、対象ドメインの証明書を再発行・再設定してください。

手順6 アクセス制限・WAF・.htaccess を確認する

自分や特定の人だけがつながらない、あるいは設定変更の直後だけ開けない場合は、アクセス制限が原因のことがあります。

  • WAF(Webアプリケーションファイアウォール): サーバーのセキュリティ機能が、特定の操作を攻撃と誤検知して遮断していることがあります。サーバー管理画面でWAFを一時的にオフにして切り分けます(確認後は必ず戻す)
  • IP制限・国別制限: 管理画面や .htaccess で特定IP/国からのアクセスを許可制にしていると、自分の回線が変わっただけで弾かれます
  • .htaccess の誤設定: 編集直後にサイト全体が開けなくなったら、.htaccess の記述ミスが濃厚です。次のような全拒否設定が紛れていないか確認します
# これがあると全員アクセス不可になる(誤って残っていないか確認)
Order deny,allow
Deny from all

直前に編集したのなら、バックアップしておいた元の .htaccess に戻すのが最も安全です。

直ったかを確認する

サイトのトップページを、可能なら別回線(スマホの4G/5G)でも開き、エラーが消えていれば復旧です。あわせて次を確認してください。

  • ドメイン・サーバーの有効期限に余裕があるか(自動更新を設定しておくと再発を防げます)
  • 手順6で一時的にオフにしたWAF等を元に戻したか
  • .htaccess を編集した場合、バックアップを残してあるか

WordPressのプログラム側(プラグイン・テーマ)が原因で真っ白・エラーになる症状は、原因も対処も異なります。表示系のトラブル全般はWordPressレスキューのトラブルガイド一覧から、データベースに繋がらない場合はデータベース接続確立エラーの対処ガイドもあわせてご確認ください。

よくある質問

スマホでは見られるのに、パソコンだけ「このサイトにアクセスできません」になります

サイト側ではなく、そのパソコンのDNSキャッシュ・hostsファイル・セキュリティソフトが原因の可能性が高いです。ipconfig /flushdns(Windows)でキャッシュを消し、別ブラウザやシークレットウィンドウでも試してください。

サーバーを移行・引っ越ししたら開けなくなりました

ネームサーバーやDNSレコードの向け先、または浸透待ちが原因です。手順4の nslookup で、ドメインが新しいサーバーのIPに解決されているかを確認してください。設定が正しければ、反映まで時間をおきます。

ドメインを更新したのに、まだ開けません

更新手続き後、Whoisの有効期限表示や名前解決の復帰に時間差が出ることがあります。手続き完了の控えがあれば受理されています。数時間〜半日ほど待ち、ipconfig /flushdns で手元のキャッシュも消して再確認してください。

原因が特定できない・お客様に見せている最中で一刻を争います

ドメインやサーバーの設定は、誤るとサイトだけでなく独自メールまで止めてしまうことがあります。**「さっきまで見えていた」「商談・公開中で今すぐ直したい」**という場面では、無理に操作せず専門家による一次診断をおすすめします。当社では最短即日での復旧サポートを行っています。